つれづれ日記
お久しぶりです…
ひー、マジで久しぶりすぎますね!どんだけあいてるんだ一体。
えと、8/8のブログで書いた話の別サイド。クルーゼ隊小話更新です。またオリキャラとか出しててすみませんすみません。

さてさて。例の白服ショックは、聞いた時はマジかーと思ったくらいであきれはしたけどそれほどショックを受けたつもりはなかったのですが、なんつか、時間が経ってからじわじわ効いてきた感じであります。関係ないわーと思っても無視できないのが公式というものですよねぇ。作文する気力を根こそぎ奪っていく勢いです。ま、当サイトはアスランを愛でるのが主目的の、種のサイトではなくアスランのサイトですから、今までのスタンスを貫きつつ続けていきたい所存ですが、いずれにせよ、今は更新もままならないのがイタタな感じです。
当分こんな亀更新かと…あわあわ。

そういえばアスコレのスペースが取れてました。
当日は

虚空エントロピー 米76

にいますん。
すっごいぎりぎりに申し込んだので駄目かと思ってたのですが。
いやはや、このタイミングじゃなかったら、やたー♪と手放しに喜べたのにな。
なんか原稿書くのに気合がいるぜ。はわわ。
や、イベント参加自体はとてもとても楽しみなのですが。
ちなみに今回はシンアスで取ってます。
今の予定では例の桃缶の話を繋げて膨らまして食堂のおばちゃんを出して一本の話にしようかと(は?)
なんて、まだ決めてません。(や、そろそろ決めろよ)



クルーゼ隊小話。オリキャラとかいてすみません。



作業着に身を包んだ整備兵達が詰めるドックの中にぽつり、とひとつだけ明るい色彩が存在していた。
二月ほど前にこのヴェサリウスに乗艦し、時折このドックに顔を出すようになった赤服の少年は、最初こそその立場や彼が持つ名前を含めこの場所で酷く異質な存在ではあったのだけれど、もともと機械いじりが好きで整備兵に納まるような連中は気のいいのが多いから、自分達と同じにおいのするこの少年をいつの間にか受け入れいてた。勿論、その少年にはその少年の、この艦における本来の役目があるからそう頻繁に出入りをするわけではないのだが、それでも他のパイロットが機体のメンテナンスに顔を出すよりは余程頻繁にここに来て、他の整備兵と意見を交し合ったりしている姿を目にする。
そして時折、人もまばらなドックでぽつん、とそこに立ち、黙って機体を見上げている姿があった。そんな時少年は、その身に纏っているのは鮮やかな赤なのにまるで空気に溶け込むみたいにうっすらと存在していた。以前に一度、何をしてるのかと尋ねたところ、落ち着くんです、と歳に似合わぬ表情で笑っていた。


その男の肩書きはこのクルーゼ隊の艦であるヴェサリウスの整備班班長ということになっている。
もともとが技術家肌で、今は軍属だけれど軍人である自分にはいまだ違和感がある。勿論、自分が整備した機体にパイロットたちの命が預けられている、その責任の重さは重々承知しているつもりではいるが。
このクルーゼ隊のパイロットたちは皆若い世代が多い。二ヶ月前に入ったルーキー達に至っては、今もプラントでカレッジに通っている彼の子供とそう変わらないくらいだ。そんな子供たちが戦場に出る痛々しさを、しかし男は押し殺す。戦場では年齢など関係ないのだから。
ひっそりとドックにたたずむ後姿。それは、ルーキー達の中でも年若で息子と年の変わらない少年で、彼は声を掛けるべきかと逡巡した。
ここにいると落ち着くんです、と言っていたくらいだから放って置いてやったほうが親切なのかも知れないが、まだ子供とよんで差し支えない頼りなげな後姿はどうにもさびしげだ。それに、このヴェサリウスはつい数時間前に作戦行動を終えたばかりで、ルーキー達が初陣を終えたばかりだということ、目の前の華奢な背中の持ち主が、初めての戦闘で始めての戦果をあげたばかりだということもと耳にしていた。
長いこと整備の仕事をしてきたから、初陣を迎えるルーキー達を何人も見ている。初陣の後軍を辞めていく兵士が多いことも知っていた。だから、一人佇む様子が気になったし、同時に少年と立場の違う自分にはかける言葉がないことも理解していた。
それでも、プラントにいる自分の息子と変わらない年齢、むしろ小柄なのではないかと思える後姿、それに。結局男は、声を掛ける方を選んだ。


「パイロット達はもう皆部屋で休んでるのかと思ったがなぁ」
後ろから唐突に掛けられた声に、しかし気配は悟っていたのか、アスラン・ザラは驚いた様子もなく振り返った。
「なんだか落ち着かなくて」
いつも通りの確りとした声に苦笑をまじらせて、アスランはそう答える。
「で、ここにいれば少しは落ち着くことが出来るのか?」
「…………」
思いがけない質問だったのか、アスランは少し驚いたように目を見開いて、その後に軽く首をかしげ、そうですね、と微かに笑う。やはり苦笑に近い笑みだったが。
オイルのにおいとか、そういうのを嗅いでいると少し落ち着きます。おかしいでしょうか?などと言うそのパイロットは、もし戦時下でなかったら技術者や研究者になっていたのだろう。彼のほどの才能をもったいないという人間も多いだろうけれど、この少年はきっとその方が向いている、と男は思う。
けれどそれは、彼が持つ能力と名前により、現実にはならなかったのだけれど。その細い肩に、驚くほどいろいろなものを背負ってしまっているのだ。
体は休めた方が良いとか体調管理もパイロットの大事な仕事だとか、そういえばちゃんと食事はとったのかとか、いろいろな内容が頭を過ぎる。普段なら赤服を纏うエリートに、しがない整備兵がうるさく言う内容ではないと思うところだが、今日は多分少し勝手が違う。これは初めて戦争というものに直接触れて、どこか呆然とした年若の兵士に対する年長者の苦言だ、と彼は思い、解りきったことをあえて口にした。
「ちゃんと休息をとるのもパイロットの仕事なんだろう?」
飯はちゃんと食って、きっちり休め、とあえて厳しい口調で言うと、アスラン・ザラは、そうですね、と頷いて、きゅう、と眉を寄せた。
わかっているけれど、と言いたげな表情は、妙に子供らしくて男は小さく笑う。
子供らしく、ではなく子供なのだ、赤服だろうがアカデミートップだろうが、とそう思い、男は殆ど無意識に作業用の手袋はを今ははずした手を伸ばして、目の前の自分より頭ひとつは下にある藍色をくしゃりとかき回した。
「………」
突然、まるっきり子供のように頭をなぜられて、藍色の頭は硬直した。翠色の瞳が瞬いて、驚いたように視線を投げてくるのを無視してくしゃくしゃとやわらかい髪の毛をかき回す。もともと癖のある髪質なのだろう。あっという間にぐしゃぐしゃと乱れて、まるで寝起きのような頭になった。
「あの……」
完全な子ども扱いに、しかし、赤服のエリートは怒るでもなく戸惑いがちに見上げげてくる。それににやりと笑い返し、
「頑張ったそうじゃないか、初めての作戦」
と言ってやると、再びぱちぱちと翡翠が瞬いて、しかしその後ばつが悪そうに視線は逸らされた。
「頑張ったなんて、そんな」
自分は戦争をしてきたんですよ、もしくは、自分は人を殺してきたんですよ。
目の前の少年はそう口にはしなかったけれど、そう考えていることは何故か解ってしまう。けれど、それは正しいかもしれないけれど、それだけではなく。
「頑張ってくれたんだろう?プラントを守るために、戦えない人間の分も」
「……そんな、ことは」
男の言葉に、アスランは寄せられていた眉を更に寄せて、困ったよう俯く。
ほめられたことじゃない、とその表情は言っていたけれど、それでも今自分が言ったことだって、間違ってはいないはずだと男は思い、もう一度、くしゃくしゃになってしまった頭に手を伸ばそうとしたところで。


「こんなところにいたのか!アスランっ!!!!!」


振り返らずともその声の主はあまりにも明白な、よく通る怒声が、静かなドック内に響き渡った。
普段彼に怒鳴りつけられるのには慣れっこになってしまっているアスランも、思いがけない場所とタイミングで響いた声に思わず肩を竦ませ、しかし次の瞬間にはそうしてしまったことを不本意だと言うように不機嫌をにじませた表情で声の方向を振り返る。
そんな少年の表情の変化を、男は面白げにみやった。どちらかといえば感情の起伏の希薄な落ち着いた雰囲気のアスランの、見慣れない顔だった。
「貴様ぁっ!なぜこんなところに…」
…いる、続けようとしたらしいイザークが、ぴた、と止まった。どうやらかき回されて寝起きさながらになってしまっているアスランの頭に驚いたらしい。そんなイザークの様子に気づいているのかないないのか、アスランは不機嫌そうに、
「別に、俺がどこにいようが構わないだろう」
と返す。
常に穏やかな物言いのこの少年が、目の前の銀髪に対してだけは異なる顔を見せるのは、彼らの同僚のみならず、パイロットとは接点の多い整備兵達の間でも既に常識だった。
自分の頭がすごいことになっているのに気づいていない、寝起きの子供みたいにくしゃくしゃの頭をしたアスランに、イザークは怒気をそがれたらしく肩から力を抜くと、大きくため息をつき、それでも睨みつけるような表情のまま言う。
「貴様が部屋にいないから、こんなところまで探しにくるハメになったろうが」
「?何かあったのか?」
イザークの言葉にアスランが首を傾げる。
この場合、アスランの疑問はもっともだ。作戦後の報告は済ませてあるし、ブリーフィングの予定もない。
それでも、わざわざ部屋まで尋ねて行ったということは自分に用があったのだろうかと、どうしたんだと尋ねるアスランに、イザークは一瞬言葉に詰まる。用と言うよりは作戦後一人姿を見せないアスランが気になって引っ張り出しに来ただけなのだ。体調管理はパイロットの仕事だからちゃんとメシくらい食っておけと言い出したのミゲルだったが、アスランを自発的に引っ張り出しにきたのはイザークだ。だがそれを素直に口にするのはどうにもはばかられる。そもそも、何で自分がこいつの面倒を見ているのか。ほうっておいてもラスティかニコルあたりがいずれ探しに来ただろうに。
だがここまで来てアスランを連れずに帰るわけにもいかないし、イザークは勤めていつもの調子で、
「貴様、食事はとったのか」
と聞いた。
「食事って…ああ、そう言えば食べてないけど」
完全に忘れていたと言う様子のアスランに、イザークはやれやれと思いつつ、水分は?と尋ねると、それにも、そういえば喉が渇いたな、と言う暢気な言葉が返ってきた。
食事はともかく、戦闘後の消耗した状態で水分の補給すら怠っているのは大問題だ。やはり探しに来て正解だった、とイザークは思い、相変わらず寝癖さながらのアスランの髪に手を伸ばす。
「まったく、貴様も軍人だろう。だらしのない真似をするな」
「だらしないって……」
自分の状況が解っていないアスランはイザークの言葉に不本意そうな表情をしたものの、しかしそ手を避けるでもなく、大人しく手ぐしで髪を整えられている。その瞳は驚いてぱちぱちと瞬いていたが。
赤服、しかも今年のアカデミーのナンバー1、2というのトップエリート二人の妙にほほえましいやり取りに、整備班長はおもわず苦笑する。口に出したらえらい目にあいそうだから絶対に言わないが、毛並みのいい猫がじゃれあっているよな風情だ。
「……これでいい。貴様も軍人なら少しは身だしなみに気をつけろ」
「……ええと、ありがと、う?」
相変わらずいまいち状況のわかっていないアスランが、首を傾げつつも律儀に礼を言う様子は彼の育ちのよさの表れなのだろう。時折見せる年下の彼の素直な様子にイザークもつられるように、いつもの彼の皮肉な笑みとは違うやわらかい笑みを浮かべて、いくぞ、と行った。
「え、どこに」
「馬鹿か貴様は。今の話の流れで少しは察しろ」
「流れって……」
「お騒がせして申し訳ありません」
はてなマークを飛ばしているアスランを無視して、イザークが傍らにいた男に向き直る。普段恐ろしく偉そうなくせに、目上の人間に対する礼儀はわきまえているあたり、やはり彼も育ちが良いのだななどと、男は思いつつ。
「行くぞ」
「行くぞって……」
銀髪が、戸惑う藍色の手をつかんで歩き出す。
つかまれた腕が痛かったのか、アスランが一瞬顔をしかめ、何なんだ一体、と文句を言っていたが、手を振り払う気はないらしく結局は大人しくついていくのを整備班長はほほえましく見送って。

「なんで君はそう唐突なんだ!」
「貴様がふらふらしているからだろう。大体、部屋でどんよりしているかと思えばこんなところでっ」
「どんよりってなんだよ!大体俺がどこにいようと君には関係ないだろう」
「だから馬鹿だと言うんだ貴様は。戦闘のあと水分すら取ってなかったくせに。体調管理も出来ないやつと一緒に戦闘に出て、巻き添えくらうのはごめんなんだよ」
「ちょっと水分摂るのを怠ってただけど何でそこまで言われなきゃならないんだ!大体君に迷惑掛けた覚えなんかない」
「なんだとぉ!」
喧々囂々。
よく舌が回るものだなぁと関心すらしてしまう言い争いが少しずつ遠のいていく。
そんな少年達を見送りながら、整備班長の肩書きを持つ男は、やはり自分などが心配するのはそれこそ余計なお世話だったようだと、妙に安心したのだった。




大人と呼べる年齢の人に、アスランを甘やかして欲しいという願望がやたらあります。無印のキラにとってのムウさんみたいな。
一歩引いた大人の立場から意見を言ってくれる人がアスランには必要だったよ…
だからこそハイネが出てきた時どんなに期待したことか…(号泣)
タリアさんは最初はいい感じだったし、議長だって敵対しようとも理解者にはなれた人だと思うのだが…。
ハイネとかネオさんとか議長とかあの辺の人にアスランを説教したり諭したりそのついでに甘やかしたりして欲しいものです。そういうのが読みたいぜ。カプというよりは保護者のスタンスで。や、カプでもいいけど(いいのかよ)
この記事に対するコメント

こんばんは。お久しぶりです。
私もアスランさんは大人の人にイイコイイコされてるのを見ると萌えます。
素敵なお話をありがとうございました。
もちろんシンアスとハイアスとイザアスもダイスキです。
ザフトの整備士さんとアスランって言うのは、なんとなく盲点でした。
AAの整備士さんは何となく視界に入ってたんですけど。
ネオアスとかも素敵だと思っています。
お仕事、お忙しそうですね。
季節の変わり目で体調等崩しやすくなってますので、お大事になさってください。
【2006/09/27 20:23】 URL | M #- [ 編集]


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